舞台ウィキッドメインビジュアルと映画のラストシーンの考察

※ネタバレあり

見ました。WICKED 永遠の約束。

よかった。本当に…。映画化を待っていたすべての人を裏切らない内容だったと思います。舞台を丁寧に捕捉しながら、強く原作であるオズの魔法使いを意識させ、舞台にはない解釈ができるように、とにかく親切・丁寧な作りだったのが印象的。

と、いう感想は書き出せばきりがないので、別の機会にして、今日は舞台版のポスターと映画のラストシーンの話をしたい。

なぜかというと、映画の本当に最後の最後のラストワンシーンが、舞台版のメインビジュアルのオマージュだったから。

舞台から好きなやつで、あのシーンで(心の)雄たけび上げなかったやついるぅ!?!

居ないよなぁ!?!

少なくとも私は野太い声で叫んだ(心で)。

そこでキービジュアルのポーズぅ!?!!???!!!

粋な真似すぎるだろうが!!!!!!!!!!!!!と。

ただ、ウィキッドといえばあまりにも有名なキービジュですが、あのシーンて原作(舞台)の中には存在しないシーンなんですよね。

ポピュラーでグリンダがエルフィーに秘密を耳打ちするシーンはあるけど、衣装的にもシチュエーション的にも、その場面だとは思えない。

と、なると舞台のイメージとして描き下ろされたわけで、以前このキービジュに対して考察したことがある。

舞台ウィキッド、キービジュアルの意味

昔行われていた、四季のリハーサル見学会でキャストさんが言っていたところによると、
このキービジュアル(以下KV)は「二人はとても近い関係で、誰にも言えない秘密を共有しているイメージ」なのだそう。

で、思ったんだけど、このKVって、エルファバは目を、グリンダは鼻と口をそれぞれ隠している。

つまり、2人で1つの顔を作っているわけです。

フィナーレを迎えた時、グリンダはエルファバとフィエロの真実を知らない。

エルファバはオズの魔法使いについての真実を知らない。

互いに知りえなかったことがあって、それら2つを足すと「誰も知らない、もう一つのオズの物語」(ウィキッドの副題)になる。

すべてを知っているのはドラゴン時計の観客である私たちだけ。
(ドラゴン時計については別のブログで)

そして、グリンダの目の色は緑。エルファバは(ポピュラーで与えられた)口紅をつけている。お互いの中にお互いの存在があり、永遠に相手を変えたことを意味している。

このKVって、実はものすごくウィキッドのすべてを表しているマリアナ海溝より深い神アートでは?!

という考察をしてました(2015年にwww)

だから私はウィキッドのポスターKV,演劇史上一番好きなんすよ。

で!で!でですよ!!

今回そのKVのポーズが前後編通して映画の最後にもってこられたわけです。
興奮しないわけないだろーがっ!

って話なんだけど、気になったのは、
映画のこのシーンでグリンダがエルファバに何を伝えているか。なんです。

オズの最大の秘密

 なんだろう?って思ってから私の中では割とすんなり答えが出ました。

「大好き」

だと思うんよ。

これはね、舞台版では絶対に思いつかなかったことなんだけど、あそこでグリンダはエルファバに大好きって伝えてると思う。勝手に思った。

KVに対する勝手な考察と、映画のラストを結び付けているので、120%妄言の可能性が高いのは分かってる。

でもそのうえで、このKVが「誰も知らない、もう一つのオズの物語」を表現しているんだとしたら、あの映画を見た後に思うことは、

【誰も知らない、もう一つのオズの物語】=【二人は親友で、南の善い魔女が、西の悪い魔女のことが大好きだった】という事だと思うんよぉ。

これは映画の感想として言えることで、ミュ版はもっとギスついてるw

映画の凄かったところは、2人の魔女の中の「愛情」がきれいに描かれていたところ。
アリアナの解釈なのか、そういう脚本なのかは分からないけど特にグリンダは凄かった。愛の人だったじゃん。

映画版ではじめて「ウィキッド」を観てるのに、これは「ハッピーエンド」って思えたよ。

まだ、初見の字幕一回だからこれからいくらでも解釈は変わるし、深まるとおもうけど、今のところここに落ち着いた。