晴れ渡る空!最高のオーケストラ日和。パシフィコ横浜に行ってきました。
パシフィコ横浜といえば、スタァライトのお披露目がされた場所。九九組の皆はもちろん、スタァライトファンも嬉しくなる、ちょっと特別な会場なのです♪
海もすごいっ!!いや~、絶景!!!(寒かったけど)
青い空!! 綺麗な海!!! 最高の音楽!!!!!
幸せな観劇(?)はじめでした♪
前回との変更点
- 前半パートでの「約束タワー」の歌唱追加(前回はオケの演奏のみ)
- てるちゃん参加!九九組全員で歌唱
- アンコールパートでの「Star Palade」初披露
細かい、ライトワークやオーケストラの変更はあるにしても、大きくはこの3つ。「再演」でも同じものではなく、より進化したものを、より楽しませようとする気持ちも伝わってきて、嬉しいサプライズでした(^^)
感想
2人の「わがままハイウェイ」
「これが観たかった!!!」
歌う前、彩紗ちゃんと輝ちゃんが横一列に並んだ時に思わず心の中で叫びました。やっと聴ける、2人のわがままハイウェイ。
前回、彩紗ちゃんが一人で歌った時は、まるでそこに輝ちゃんがいるかのように、目線や感情を送ったりしていたのですが、今回は真逆!!
隣にいるからこそ、正面で向かい合うのは最後の最後だけ。もともとちょっといい顔見せて丸く収めようとする双葉に対して、香子が全力で煽ってから、本音でぶつかりあう曲です。
隣に居るからこそ、向かい合わないという表現が成立するんだ!って思うとまたエモかった。ぶつかり合うって、相手がいないと出来ないもんね…。
輝ちゃんは前半はやさしい低音でハモリ、後半はバチっとぶつかるような力強さ。この辺りの歌い分けも、録音じゃ感じられなかったので、リアルなLIVEはこうでなくっちゃ!!と言った感じです。
彩紗ちゃんのLIVEでの香子の表現、とても好きなんですよねぇ。「色っぽさ」「わがまま感」「育ちの良さ」「素直じゃない感」全部そこにあるのです。
リアル吐息の「は~~ん」。一発でよくあんな声出せるよなぁ…と、こちらが「は~~~」と感嘆のため息つきたくなる程。
照明と演出も進化していて、後ろの映像で2人が桜だまりに落ちた瞬間、
ぱぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!っと、ライトもピンク一色に。
本当に世界に桜が舞ったように見えて…瞬間、吸った息が出ていくのを忘れました。
そこから、桜が降ってくる演出。(後からツイッターで見たら、4枚花びらの桜の形をした薄めのプラスチックでした)
ひらひらと舞い降りて… 綺麗でした。
降ってくる桜に手を伸ばして、でも全然届かなくてフッ…っと笑う輝ちゃんに、しっかりと双葉が重なって、ぐっと心を掴まれました。やってくれるよ…本当に。
「花びらが降る」といえば、2ndLIVE。アニメ版のレヴュー曲「花咲か唄」を披露した時にも花びらが舞い落ちる演出がありました。なつかし~!!
あの時降ってきたのは、1枚の花びらの形をしたもの。懐かしさと同時に、なんとなく進化を感じる演出も憎いです。
オケの演奏がしっとりと締めに入り、彩紗ちゃんの『ガキのわがままには、勝てんわ~』が終わると、「あ~、これが聴きたかったんだぁ。ありがとう」と心の中で叫んでました。
輝ちゃん不参加のオケコンから約1年。
再演してくれて、本当に良かった!! 前回、輝ちゃんだけ録音でオケコンを観た時も、正直あまり違和感がなくて、「録音でもこんなに出来るの!?」と驚きました。
でも、やっぱりその場で音に乗って、相手に合わせて、リアルな感情がやり取りする、その場限りの表現が最高です!! 心のそこからそう思わせてくれる二人の「わがままハイウェイ」でした。
「Star Parade」に血が通った瞬間
3rdLIVEでのみもさんの心情を、彼方さんが歌詞に取り入れて、2020年2月19日に発売された「Star Parade」。なんと今回がLIVE、初披露でした。
もともとは、2020年4月11日(土)LINE CUBE SHIBUYAにて予定されていた、バンドライブ“Starry Session”で(おそらく)披露されるはずでしたが、感染症拡大で中止。
そこからはまともなLIVEが出来ず、情勢やメンバー個人の忙しさも相まって「9人揃っている状態で歌を聴く」というのも大変なくらいでした。
だからこそ今回、キャストも、舞台創造科も、みんなが待ち望んだオケコン再演だったわけです。
そこで「Star Parade」初披露なのが、エモい!!!わけですが、特にこのタイミングで歌ってくれたことに対して、大きく2つの意味(エモポイント)を感じました。
エモポイント1:9人で九九組
やっぱり、スタァパレードの歌詞や作られた経緯上、外せません。もともと3rdLIVE開催の時に、神楽ひかり役の三森すずこさん(以下、みもさん)が、1部の九九組ライブパートに不参加であることが、チケットの抽選申し込み後に発表されたことで、ひと悶着(主にオタクが悲しみに騒ぐ)あるという歴史がありました。
開催時期に、みもさんは別舞台でかなり重要、かつハードな役を担当していたので、稽古や本番のスケジュールを考えると、厳しかったのだと思います。
本人も悔しさと、それでも自分は1人しかいないので出来ることを…という趣旨のブログをアップしていました。
ただ、情報の後だしだったこともあり、オタクたちが衝撃を隠せなかったことも事実です。
そんな声を聞いてかは分かりませんが、九九組のキャスト陣が「やはり9人揃って九九組」という部分を大事にしてくれて、運営やみもさんに掛け合ってくれた結果、1部の後半「Fly me to the star」からみもさんがサプライズで登場し、最後星の「きらめきのありか」を全員で歌唱するとう神演出が出来上がったのです。
ちなみに、きらめきのありかには「誰一人かけちゃいけない」という歌詞があり、その言葉を嘘いしない演出にしてくれたことに嬉しさしかありませんでした。みんあな泣いたんよ。あの日は。
そして、1部開始の時に自分以外のメンバーが舞台にあがっていくのを袖から見守るみもさんの心情を歌詞に入れこみ出来上がったのが「スターパレード」という曲です。
開始の歌詞は、みもさんが3rdLIVEのカーテンコールでしたコメントの内容そのままですし、歌詞全体も九九組の互いの関係性やライブを超えて九人が前に進む姿にフォーカスしています。
歌詞が出来た背景、内容も含めてStarParadeは「9人で九九組だ!!!!!」というところのメッセージが強いと思います。
それを、今回9人が揃ってオケコン再演できたタイミングで歌ってくれるところが流石!!
今回のオケコンが持つ意味と、9人である事を再確認させてくれる最高の楽曲になりました。
はーーーーー。滝のような涙。
エモポイント2:まだまだ続くスタァライト
もうちひとつ、今回ものすごく心強いな、と感じたのは「私たちはまだ旅の途中」という歌詞を含めて、スターパレードが【9人でまだまだ進んでいく】という歌詞だったこと。
九九組は今年2月に新作舞台が決まっていますが、サブタイトルがなんと「クライマックス」。
全舞台創造科の皆さんが震えあがったと思います。 私は腰抜けそうになりました。
「スタァライトが終わっちまうぅぅぅううぅ!!!!!!」
と、思うわけです。そりゃ思うよね!このタイトルじゃ!!!
舞台やライブパフォーマンスは素晴らしいですが、そもそもアニメや劇場版が「スタァライト」に火をつけたことは間違いないと思います。
特に「劇場版」の存在は大きいです。その劇場版があれだけ潔く彼女たち舞台少女を「卒業」させました。
舞台も形は違えど#3では卒業を描いてしまったし「次はどうなるのか…」と思っていたら、#4が発表され、ついたタイトルは「クライマックス」。
どんなに前向きなオタクでもさすがに「え!?終わる????」ってなりますよね。笑
特に、九九組メンバーはもう個人で相当忙しいですし、安易に「世代交代」の文字が頭をよぎるわけです。不安~~~!!!!!
でも、そこで歌われたスターパレードには、これでもか!というほど九九組の前向きな姿勢と、続いていくよ!というメッセージが込められていました。
「私たちはまだ旅の途中」
「もっと一緒にいられる」
「ここにいる限り 夢は尽きないの 何度夢を叶えても」
「そしてまた先へ 進んでいけるの 九つの色に染めて」
歌は歌われるたびに、進化していし、その度にうけとるメッセージも変わります。九九組の曲はそれがより顕著で、どんな一曲も歌われると、まるで1つの舞台を観ている様です。
今回も言葉がひしひしと伝わってきました。スターパレード、今日の為に作ったんか!?というくらいです。
「私たちはまだ終わらない」
スターパレードを通して、そのメッセージが届いて、最高の観劇はじめです。いつ、どこがゴールになるとしてもしっかりと見届けたいな、と改めて感じました。
進化し続ける九九組の歌
去年、スタァライトのシークフェルト中等部の舞台を観た時、その進化率に感動しました。
公演前半と、後半はパフォーマンスは全くの別物。歌、演技、ダンスに磨きがかかっていく様子を「舞台の物語」とはまた別のエンターテインメントとして楽しませて貰いました。
そういう意味では、九九組はある意味完成されてきていて、「変化」が小さいように感じていました。もともとえげつないほど歌ウマさんの集まりです。上手くなればなるほど、変化率は小さくなっていって当然だと思います。
それでも、今回のオケコンrevaivalは凄かった。本当に果てしなく進化し続けるのか…舞台少女は。とヒシヒシと感じました。
バケモノや。
特に今回は、「難易度高め」の劇場版レヴュー曲であり、かつ「revaival」だったから分かりやすかったかも。
みんな、、上手い。上手すぎ。上手くなってる。
彩紗ちゃんは「情感豊か」
歌い方が「舞台」なんですよね。もともと「わがままハイウェイ」が曲調がポンポン変わる曲でもあるんだけど、それに合わせて表情・表現が変わっていくのが本当に見ていて、楽しい。今回は輝ちゃんと一緒のリベンジということで、よりイキイキして見えました。
輝ちゃんは「伸び率ナンバーワン」
もはや懐かしい2ndLIVE。一番不安定だなって感じたのが輝ちゃんの歌だったのですが、その頃の面影すらない。当時「花咲か唄」のハモを練習しすぎて、みんなに「もういいから!歌えてるから」と心配されたエピソードも記憶にありますが、そりゃ歌唱オバケ集団に囲まれたらそう思うよな…と密かに思ってました。今の歌唱力は努力の結晶なんだろうな。今回は前・後半の緩急も最高でした。
はるちゃんは「突き抜ける安定感メーター」
例えば歌唱力の中に、能力パラメーターがあるとして「ビブラート」「こぶし」「ロングトーン」「表現力」「かっこよさ」「かわいさ」etc・・・ その中で「安定感」が飛びぬけたのが岩田のはるきちゃん。もともと歌上手いですし、全パラメーターがMAXに限りなく近い中で、突き抜ける「安定感」。明確にいつから、と線引きは出来ないのですが…いつからか、いつ聴いても抜群の安定感を感じるようになりました。
ひーちゃんは「歌いこなし」
ああ
もえぴは「引力で引き込む地声パワー」
マチネの幕間トークで「より、怖くなるように意識した」と言っていました。 ちゃーーーんと、前回より怖かったです。怖い…と言うよりかは、凄みが増した感じかな。歌の技術に詳しくないけれど、「屑星だぁーー⤴⤴⤴」が全レヴュー曲いち、難しいのではないかと思っています。もえぴの地声が爆発した時の引力のようなパワーも、どんどん進化してる気がする。
まほさんは「最もオケに乗れる人」
これはねぇ、初代オーケストラライブの時から思ってました。普段伸ばさないところで音を伸ばしたり、音のなめらかさを変えたり、素人耳の私でもわかるくらいアレンジしてくるのがまほさん。【口からCD音源】は生でも歌が上手い人への褒め言葉なのですが、まほさんがオケをバックに歌うと、上手くても決してCD音源にはならない。 そこが最高!!!
あいあいさんは「全身芝居」
どこにいても力強くて、どこにいても笑いを取るのがあいあいさん。今日も約束タワー(?)のまほあいコンビの歌の入りを忘れて、ソロになったまほさんにめっちゃ視線を送られていました。笑 でも、ひとたび歌に入ると誰よりも全身で芝居が始まるのがカッコいい。相手に送る視線、手の差し出し方ひとつに熱量を感じる。
みもさんは「ブレない力」
九九組の初期から、圧倒的に「安定感」のある歌唱力のみもさん。みもさんの歌は九九組の「柱」。特に歌い出しのブレのなさは達人芸なのです。今回出産を経て初の九九組仕事。キャスト発表時には、体調をかんがみる形で…と伝えられましたが、ま~~~~変わらぬクオリティ。音があるべきところに収まっていく気落ちよさは、全身に染みわたります。
もよちゃんは「劇場を明るく照らす」
レヴュー曲でも、そうでなくても、明るい曲でもバラードでも、もよちゃん華恋が歌うと劇場が明るくなる。前向きになる。そんな不思議な力があります。九九組はみんながみんな、役=その人に近いけれど、もよちゃんの歌の根底にある明るさはいつも華恋ちゃんと繋がっているんですよね。劇場版で華恋ちゃんの人間味が深まったり、すこし暗い部分が見えたとしても、もよちゃんが舞台に立つたびに、その根底の明るさは、より輝きを増していくように感じています。
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