【かげきしょうじょ!!13巻 】感想

41幕

国広先生の、紅華の歴史についての授業。 

内容的には3巻で語られていたもの。だけど、101期生の2人の悩みに絡めつつ、紅華のドラマ化、橘先生が職員室に呼ばれる伏線をちりばめながら物語を進めている辺りが、さすが。

斉木先生の描く、かげきしょうじょ!!はこの辺が本当に上手いよな~と思う。

群像劇だからこそ、話を進めつつも周りの心理描写や、後につながる小さい動きを入れておくんですよね。

紅華のドラマ化という流れがあっての、今回の「歴史」の授業だけど、やっぱり世界情勢と絡めたメッセージ性は感じます。

終わりの見えない戦争に、エンタメの必要性を問われたコロナ禍。

「人を豊かにするのは 争いや諍いじゃないない 感動と憧れだからだ」

「いつの世も 人々には夢が必要だ」

今だからこそ、こんなにも染みる台詞ですね。おじいちゃん…カッコいい。

42幕

 学生生活最後の夏休み。お悩みが自分の事だけではなくなっていく、さらさ愛ちゃんに成長を感じます。涙

さらさの誕生日に届く、赤いバラの花束はなんと、レインボーにレベルアップ(笑)一輪ずつ皆にもあげてるの可愛すぎない?そしてバラの花の100期生…なんて絵になるんだ…!!!

 今年もさらさの実家に一緒に帰る愛ちゃん。奈良田先生の釘さしもあって、今回は自主練描写が!(去年何もしてなかったもんね。笑)

 そして、さらさの家庭の事情に気付いてしまう愛ちゃん。

の描写が良いっ!たまらんっ!!

思わず一緒に息止まりそうになっちゃいましたよ。

にしても、連ドラの主役がJPXの子とは…小園桃ちゃん荒れてそうですね。

さらに、暁也くん!君も連ドラ出るんか一!?

43幕

ついにでだー――!!!!さらさママ!!!!!13巻にして!ついに!!!

何も言葉を発しなくても、髪の毛だけでそうだと分かってしまうの凄いな。遺伝って怖いね。にしても、まさかデザイナーさんだったとは。芸術が爆発しておられる…。

杉本さんのショートヘア、かっこよぉぉぉぉぉい!!!!!

かげきしょうじょ!!って、結構作中で髪型変えてくれるけど、どれもオシャレで似合ってて、素敵なんだよなぁ。

誕生日の描写といい、100期生仲良くなっててほっこりしますねー。でも、同時に学生生活の終わりを意識させられて切なくなる…。

食べ歩きも、神戸ではもちろんだけど、これから先舞台に立つようになれば簡単にはで歩けなくなるんだろうな‥と思うと、日常の当たり前を捨てて皆舞台上のスターになっていくんだよなぁと感じてしまう。

 さらさママに掴まれる愛ちゃんの顔さいこうですw

44幕

 愛ちゃんが少しずつ空気を読めるようになっている…。もう初期から読んでいると、こんなちょっとした変化が嬉しくて嬉しくて、、つい奈良田先生目線になってしまいますね。

杉本さんの弟、弦くん。キャラ濃!!!笑 血を感じる!同じ血を!!www

ちょーーーっと待って!奈良田先生のドン・キホーテ エスパーダかっっつこよ!!!!!!そのパンフください!

 幸三郎さんの不倫リークに、はたまた謎めいた新キャラ(父親!?!?はカオウさんだよね?)とこの状態で次は「秋」まで待つんかー!!

といった感じですが、

花火を見ながら、いつもの皆でLINE通話しているのがとっても「リアル」で、「可愛すぎ」て私は大満足です(T T)

「夏の花火と言えば星野さん」が花火を見上げて、涙ぐみながら

「この先 何年でも 今まで以上に努力し続ける…!」っていうのエッッッモいなぁぁぁぁ!!!彼女はこの先一生、夏の花火見る度に、あの夏を思い出してさ、決意を固くするんだろうな…。

あと、愛ちゃんがサイドヘアピンで止めてるの、かわいい…。

まとめ

 今回は「舞台」期間ではなかったので、「日常」パートでした。

音高生として2回目の夏ということで、「去年と比べての成長」や「100期生の距離感の変化」が感じられて、彼女たちの成長を追いかけてきてよかったなぁとホッコリしてしまいます。

個人的には、去年はマスクをしないと周囲に見つけられてしまう愛ちゃんが「時の人」でなくなっている辺りに時間の流れを感じました。 愛ちゃん自身が人の視線に慣れたことや、ATフィールドを薄くしたことも関係あるかもしれませんね。

 アニメの2期もまだまだ諦めきれません。秋の14巻の発売と合わせてゆっくり待ちたいと思います♪